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「米国でドローンを飛ばす」

アメリカ 弁護士 法律事務所 法律 米国でドローンを飛ばす もし米国に住んでいて、最近、流行りの無人操縦航空機システム(通称「ドローン」)を購入したとしたら、ドローンの使用に関する米国のルールや規制を知っておくべきだ。
米国では、全ての飛行(それが飛行機、ヘリコプター、ドローンであっても)を、米国連邦航空局(以下FAA: Federal Aviation Agency)が制御している。この規制遵守に失敗したら、非常に重い罰金が待っている。去年、シカゴの会社が、FAAの規制に従わなかったために、190万ドル(日本円で約2億2800万円)の罰金を支払う羽目に遭った。

 もし、米国でドローンを飛ばしたいなら、まず、その目的をはっきりさせなくてはいけない。
楽しみのためにドローンを飛ばすのであれば、FAAに自分のドローンを登録するだけでいい。ただし、制限されている地区(例えば飛行場とか)から離れて安全にドローンを飛ばすことだ。ドローンの登録は以下のサイトで、5ドルでできる。
http://www.faa.gov/uas/registration/

 もし、仕事でドローンを飛ばすのであれば(それがどんなにちょっとしたものであっても)、手続きは、かなり複雑になる。FAAから出ているセクション333と言う免除申請をするしかない。その申請では、ドローンの操作目的や、どうやってドローンを安全に操作するのかを、FAAに説明しなくちゃいけない。

 忠告しておくが、現行のルール及び規制では、仕事の一部としてドローンを飛ばすには、パイロットの免許を持っている必要がある。かなり極端なルールだが、来年あたり、FAAがドローンに特化した新しい規制を出せば、このルールはなくなるだろう。とはいえ、この現行のルールを遵守しなければ、FAAから罰金が科せられる。

 ドローンを楽しむために飛ばすなら、FAAからの特別な許可は必要ないが、それでも特定のルールや規制には従う必要があるだろう。自営でドローンを仕事のために使うことを考えているなら(それがビジネスの主要な部分を占めているか、或はほんのちょっとした部分であっても)FAAの規制法規に寄り添っていく道を見出すためには弁護士と話すことがいいだろう。190万ドルの罰金を払うことになったシカゴの会社の二の舞にならないまでも、確実にFAA民事罰に問われることになるからだ。

(Spring 2016)

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